御徒町 梅月さんのマイ★ベストレストラン 2011

御徒町 梅月の,ちりとてちん

メッセージを送る

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年は3月の震災から、地元密着をより強めたレビューが多くなりました。
そしてベストレストラン10軒のうち、初レビュー店が5軒、10件未満レビューも含めると6軒を並べております。

有名店を訪問するというよりも、隠れた名店を皆様に知っていただきたいスタンスを取っているため
メジャーレビュアーの方々より大幅に偏ったレビューとなりました。

今後、2・3年のうちに今年上げたベストレストランがほかの方々の評価もたくさんいただけるようになれば幸いです。

御徒町 梅月

マイ★ベストレストラン

1位

セヴレ39 (東松山 / フレンチ、ヨーロッパ料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥8,000~¥9,999 ¥1,000~¥1,999

2014/07訪問 2014/07/06

この地域でこれなんだもんね。

なお店です。もとは初台、幡ヶ谷にあり、'10年12月に現在地へ移転。
きちんとしたフレンチはこのあたり久しぶりにできたかと。ではどうぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最新レビウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
人を誘ってうかがう。四名までなら夜はプリフィクスでいただくのが一番いいと思う。

ここの写真のせているコートデュローヌ、サンピエールというワイン。
こちらのオーナーの親類が作っていらっしゃるそうで、なかなか飲める代物ではない。
ボトルでもデカンタでも、もちろんグラスでも注文可能。柔らかな余韻の赤ワイン。
これを中心に、あうもので料理を頂くのも一興かと。
ほとんどここでは鶏か鴨、羊食ってますわたし。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お昼のレビウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2013年九月の写真追加。
もう、本当に都内のビストロまで出て
ランチする必要なんかない。
昼にワイン飲み会するならツマミ1200円でできるわけだから、この使い方も。
きちんとしたワインリスト備えていて30種類はあるし、
グラスでも何種類か選べるようになった。
ビール飲むよりも、ワインいけるならこちらをオススメ。
ランチは前菜とメインのプリフィクス・食後の飲み物でなんと1200円という価格。
もしくはおまかせコース2900円など。
価格からちょっと心配だったけど、杞憂であった。
こちらは前菜にパテも選べて、今日のメインは真鱈のポワレもしくは鳥のロースト。
食材が価格の関係上限定されるけど、やはりローストなどは丁寧。
ヴィヴィエンヌ・ビストロ マルサンヌあたりと比較しても遜色なし。
デザートは300円でついてくる。
とんかつ屋並みの価格で行けるので、こりゃ便利。このあたりでの会食に。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・多分これが一番役に立ちそうなレビウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

いろいっろたのんでみた。最高だ。

お腹がすいた夜、炭水化物で安直に腹を満たすのが嫌で、ちょっと奮発しようと寄ってみる。

3,900円のプリフィクスコース。
前菜にカツオのたたき風
メインに子羊のロティ
デザートにすもものタルト。

え?3品しか来ないの?少なくないかい?と思われた方。ご安心を。

まず、リエット・バターブロック・油漬けオリーブがおつまみとして。
自家製パン(お替り可能)
アミューズ(今回はシュー皮にチーズ練りこんだもの)
焼き菓子(デザートの後に)
コーヒーもしくは紅茶。

がやってきます。
これにグラスワイン2杯なら支払額は一人6,000円超えないはず。
ワインはフルボトル4,000円から。ハーフボトルは2,000円台からある。
4000円~5,000台のワインにお勧めモノがまぎれているので、注文時にワインリストの価格を指差し
“このあたりで味わいが○×なものをください”と言えば、もってきて頂ける。

さて、お味は。
メゾン・ド・アッシュもそうなんだけど、埼玉のフレンチは野菜がおいしい!
土の香り、甘さ、軽いえぐみ。とくに大事なのはえぐみかなと私は感じている。
この、えぐみが肉の臭みとりと、味を引き立てる。
昼間は、マダム・デジュネに囲まれるので夜のほうが絶対におすすめ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ニカイメレビウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
支払額を覚悟して相談すればきちんとこう、おいしいものが出てくる。というお店です。
ランチで行くならちょいちょいと伺えますが、夜ならきちんとお金ためてオサレしていくのがよろしいかと。
支払額は高くなりますが、絶対にこの方が楽しく、相手も自分も喜べます。
なので星評価を上げさせていただきます。


今回はお酒好きな方との食事会。
人数、その旨をお伝えし、メインと食べたいものをお伝えし、高いコースとお値打ちコースの中間で
コースを組み立てていただく。(伺う3日前ほどにこの作業しています。)
今回は牡蠣と鳩。コレが食べたいですとお伝えする。

お酒は最初にランソンを入れて。
⇒白ワインをグラス×3
⇒ピノの赤、シャトー?? 2003。
⇒??ピノの赤。2000年もの。
お酒代が3名のお料理代金を超えています。(ボトル3本入れてますので)
お酒召し上がらない方ならおひとり当たり6,500円程度で済むはずです。

豚のリエット・オリーブのオイル漬け

前菜は蛤のジュレ
平目の前菜
サンマのコンフィ
イトヨリのソティ
フォアグラ、ぶどうソース

デザート代わりにチーズ盛り合わせ
パン
コーヒー
ハーブティ

正式名称は失念しましたが、大体こんな感じ。
この日、牡蠣がなかったのは“ちょうど良い牡蠣が手に入らなかった”とのこと。
今年は東北がやられているので、牡蠣がなかなか手頃に入らない。
まだ震災は身近なんだとひしひし感じています。

で、お料理。
もう、ナイフを当てたとたん、あ、こりゃ旨いだろう!と感じる。
焼くものは表面だけパリ・かりっと。中はホロホロのいい具合。
味付けも“全員酒飲み”とお伝えしていたので塩味がちょうど良い。
がんがんワインがすすみます。
フォアグラの甘いソース。
白ワイン・赤ワイン両方であじわってほしい。

正直ワインの値段付けはかなり強気ではあるものの。
この田舎町できちんとしたお料理とワインをほぼ貸切でいただける。
それはそれで、かなり幸せなことではないか?
そう、わたしは感じています。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・初回レビウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フレンチという代物を普段食べない。コースの組立で食べるにはどうしても会話が必要で、
一人飯の多い私にはそんなチャンスがないからだ。

なのでフレンチやコース料理食べ慣れている人からみると、“?”と思われる表現が多いですがご了承ください。

ある冬の日、久々にケーキでも買おうとしたら当店を見つけた。というか店が変わっていた。

調べると幡ヶ谷から移転したらしく、あいてる日をみて予約しておいた。

そして当日。
夜メニューは基本二種。
3900円と6,000円のコース。
高いほうを注文する。五皿とデザート、コーヒー、パンだ。

そして飲み物はスパークリングワイン1・シャンパン1(ランソン)・赤ワイン
いずれもグラス。

これで8,650円。
パンは自家製(強力粉使用)とバゲット、レーズンとナッツを練りこんだもの。

最初のアミューズとしてオリーブと豚肉のリエットがつく。
写真には載せなかったがホタテのグリルもついており、これが火の通し方もよく大変おいしいものであったのだ。
何度か通っていろいろ確認、深堀りして行きたいお店ではあるなあ。

  • イトヨリのポアレ。下は大根を炊いてる。
  • イワシのガルビュール
  • ランチメインの鶏ロースト

もっと見る

2位

ブラッスリー アルティザン (元町・中華街、石川町、日本大通り / フレンチ、ビストロ、ステーキ)

1回

  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥3,000~¥3,999

2011/02訪問 2011/02/20

愛しのエンブン。

ここ。いい!
私は吉野家の味噌汁を濃いと感じる人間です。
インスタントラーメンのスープは半分しか使いません。

そしてこちらの料理。かなり塩味利いています。しょっぱいの苦手な人間がこの評価。“?”と思う人もいるでしょう。

だが、この店はこの塩分だからこそ成り立つお店。
うまい塩味とはこの事かも。ではどうぞ。


休日の午前。
ちょびっと仕事を片づけにでかけると、友人が当店で昼を食うという。

なんの気なしに“いいなあ”と、つぶやくと、
時間あるならおいでと誘っていただいた。
あまり土地勘のない場所だが、絶対に遅刻しない時間を伝え、了承をいただく。

早めについたので先にテーブルにつかせていただき、ぐるりと一瞥。
カウンターが7席。テーブル席が約23席程度。一人遣いもできるのね。
カウンターの椅子・テーブルなどは簡素であるがとても居心地がいい。笑顔のコロコロとしたママさん。すてき。

友人も到着し、メニウのレクチャーをうける。

メインを選び、それにパンとドリンクつけて1200円。 デザートは500円、メインをステイクフリットにするなら200グラム1500円。300グラム2000円。

今回は豚肉・鱈・ステイクフリット・更に羊のローストを注文し、みんなでわけて食べる。
圧巻はステイクフリット。しっとりと赤身肉を焼き上げていく。
肉料理を注文するとデカい壜に詰められたマスタードが“どかん!”と置かれる。

かみ締めるたびにじわりと肉のおいしさがしみでていく。うまい。
肉を切って血が出たところにマスタードをくるくると絡めて。
付け合せのジャガイモがカリリと揚がってこれまたいい。


外側はカリッと。中はほっくほく。

豚肉
本日出された皿の肉が繊維を垂直方向に向けてあり、ナイフを入れると“すっ・・・”と切れる
(はがれて行くという表現が適当かも)
かむとほろりと崩れていく。

羊のロースト
骨付き肉。皮に近い部分と骨に近いところでこんなに味が違うとは。
楽しい。楽しすぎる。
こちらのつけ合わせはオーブンで焼かれたニンニクとじゃがいも。
ニンニクはほくほく。ジャガイモもかりりほくほく。
ハーブをちりばめたオイルのソース。

パン
自家製バゲット。
皮身が好き。香ばしいったらありゃしない。オリーブオイルも添えられて出てくる。
オリーブオイル。苦味も愉しみながらつけて味わう事が出来る。

いやあ、楽しい。そしてウマい。全体を貫くのは濃い目の塩味。
しかし、しょっぱくない。 結晶化した塩がお料理にかかっており、これを“がりっ”と噛むと
塩っ気が“うひょひょ”と顔を出す。

いやあ、なんと楽しい店なのだろう。
一点主義でバチコンと食べたい人は必ず満足できるおみせかも。
そしてカウンターもあるのでひとりめしもできる。
求めていたスタイルのお店。
ご馳走様でした。

もっと見る

3位

ぜん (柳瀬川、志木、新座 / その他)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥5,000~¥5,999 -

2011/07訪問 2011/07/26

括目セヨ!

 志木・新座界隈で35年も運営されているスナック。
ものすごい場所にあり、名前と店主さんの風貌・お店外観からすると見事にダマされる(いい意味で)
本当の意味での“ご馳走”がいただけるお店。ではどうぞ。

志木。
学生時代はよく通った。まだ丸井がない頃だ。
柳瀬川でテニスをし、新座団地沿いを歩いて志木駅まで行って志木駅前の今はなき“ひょうたん島”で
荒れ狂う。そんな感じで志木・新座をつかっていた。

新座には世界に誇るサンケン電気がある。
そして昔っからこういう大きな工場のある町ってのは、夜のお店が豊富。これが私の意見だ。
そしてこんな店には概して“名店”が必ずある。そう必ず。

この日は志木の女神様たちに連れてって頂く。
事前情報でいわゆるオカマバー。という事は聞かされていたが、それ以外は
“おつまみがすごい”とか“ママの着付けがピシッとしている”。???
混乱しそうになりながら、恐る恐る皆様の後を“こんばんわ”と入っていく。

びっくりした。
スナック特有の(たばこと安香水の染み付いた臭い)など皆無。
きちんと年齢を重ねた人にしか出せない風格と落ち着きを持ち、“しゅっ”とした和装のママさん。
すでにおつまみもご用意いただいていて、テーブルに付く。

おつまみ。
これがもう、すごいの一言。
スナックで出てくるなんてレベルじゃあない。ヘタな小料理屋に行くよりよっぽどいいものが出てくる。

いろいろなお野菜を芯にして湯葉でくるりとまいたもの。
季節の豆とカニ身をお出汁の寒天でよせたもの。
モツ煮込み。
鮭のなにか。(料理法聞くの忘れた)
ぶりのオイル和え(カクテルグラスに入って出てきた)
絹ごし豆腐たらこほぐし乗せ。
にしんそば。
ほかにも何か出てきた気がするのだけれど、いかんせん思い出せない。
貫くのは淡くやさしい味。酔っ払いの胃にはとてもうれしい。するする入っていってしまう。

ママさんの会話も、多岐にわたり飽きさせることがない。
そんな中、このすばらしいお料理の数々。
それをツマミに焼酎の水割りやウーロン割りという“スナックそのもの”のサケを飲む。
陶然となる時間だった。まるで竜宮城に来たようだ。海のない埼玉で。
帰りの亀がわりに、タクシーを呼んで頂き、志木駅へと戻る。
私はいったい何をしていたのだろう。また、ここに寄らせていただいてもいいのだろうか?
いろいろなところで“第一印象だけで物事をはかってはいけない”との言葉を
身にしみて覚えさせるお店。
すごいところだ。

もっと見る

4位

佐久 (東松山 / とんかつ)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 昼の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 3.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

2014/10訪問 2014/10/20

あおいとり

 地元なのに見落としていました。名店。美味い。安い!お昼は定食700円から。
とても気に入ってしまったのです。
揚げもの好きならば、屈指のハイコスパ店。
比較するととんかつぼたんよりこちらがよく、大倉とほぼ同等かと。ではどうぞ。

2月、友人と二名で訪問。牡蠣フライ・串かつ3本・こはだの酢〆・壜ビール大2・燗酒二合
これで3,400円。やすっ。そしてうまいのです。肉の脂がミルキーなので人によっては(乳臭い)とも。

久々に伺う。10月。当店は実になんでもうまいのだが、チャンプルーが格別。
今回は小松菜チャンプルー。そして秋だからカキフライ、あとは太刀魚のフライ。
白身魚のフライではキスより好きかも。上品にほっくり。

とんかつ屋では珍しく、豚汁を付けるのではなく、野菜をゴロゴロ入れたお味噌汁。
そして自家製のお新香。肉の脂っぽさを”すっぱり!”と切るこの二つ。これこそ当店の名物。


 ここでわたしはしょっちゅうクダを巻いている。そしてある方がこのお店で、
“最近ツメの具合がよくないんだよなあ。”とおっしゃっていた。
普段粗食のその方に“あなたに足りないのはそう!とんかつだ!”と、どや顔して断言してしまった。
思い出すだけで恥ずかしいのだが・・・(こういうことがしょっちゅうあるのです)
しかし、その方もタンパク質不足は思い当たるフシがあったらしく、
『思い立ったがとんかつ』と週に一度程度召し上がるようになったようだ。
そして当店の噂を聞き、わたしに尋ねたのだ。

行ったことない・・・
外観は古びているが私が物心ついた時には当店があり、今まで営業しているのはボンヤリと知っていた。
ってことはうまいんじゃなかろうか。そう考え、意を決して伺う事にする。

 がらりと引き戸を開ける。古びた店だが丁寧に掃除が行き届いている。
さらりとしたカウンター。小上がりが3つほど。
昼どきでサービス定食が700円(11:30~13:30)であるが、私の目当てはロースかつ定食1,200円だ。
ビール(600円)ももらう事にする。

 白髪の男性が冷蔵庫からロースの塊を切り出し、丁寧にしまい、スジ切り、肉たたき、調味料をふり
コロモ付けしながら揚げ油の様子を見ている。
流れるようにこの動作をしていくのを見て、期待が高まる。

 ビール。アサヒスーパードライ。なんと大瓶!
コップはいわゆる銘柄入りビアタンなんだけど、とっても洗浄具合がキレイなのだ。
揚げ物を取り扱う店でここまでキレイに洗っているお店も珍しく、ビールを注いでから最初の一杯を飲む間。
しみじみと幸福感が湧いて来る。とんかつ屋でビール飲んでいて、ここまでグラスキレイな店は久しぶりだ。
揚がったタイミングを見て、女性の店員さんが無言でごはんをよそい、お新香を準備する。

 とんかつは長辺18cm・厚さ2.5cm(手で測ったところに目印をつけ、あとでメジャー測定しています)
最初の一口は何もかけずにいただく。あふれんばかりに出る脂の甘み。
パキパキとしたコロモが肉にしっかりと密着しており、
パキパキのコロモを歯が押しつぶすと心地よい弾力でちぎられていくロース肉。
調味料をかけるのがもったいない。そのままかじりつく。
キャベツはほんの少し太めの千切り。これがまた、水っぽくなくキャベツの甘みを生かした千切りで、
普通より少しだけ太い分、かつの油と脂を口腔内でしっかりと拭い去る作用をつけるのだろう。

そして、ここがすごいのだが、コロモがいつまでたってもはがれない。肉とコロモが“ぴちっ!!”と密着している。
ごはんは普通だけどきちんとおいしい。

お新香。
これは好みの分かれるところ。この酸味はおそらく自家製。大根とキュウリ。
もう少し軽くつけてある方がわたしは好みだけど、かなりうまいお新香の部類に入る。

おみそ汁。
本日は人参と大根のいちょう切りにしたのが白みそ汁の具として。
大ぶりな具が嬉しい。

 ビールを飲むのでお店の方にお願いしてごはんは半分にしてもらい、
あとはロースを食いちぎり、キャベツをもしゃもしゃと口に入れ
泡を立てて注いだビールをごっきゅごっきゅと飲んでいく。

食べかつ飲むにつれ、体の奥からいろんなものが満たされていく。幸せ。

ふとまわりを見回すとマグロの山かけ500円
(違うお客様が注文していたが、サクを切り出し、山芋は注文ごとにきちんとおろしてて一個ずつ作っていた)
とか、串かつ400円(2本いり)などとあり、揚げ物でイッパイやりたい人にも向いていそう。(ただし少人数時)
なんにせよ、近くに住んだり勤めたりされる方で揚げ物好きな人にはぜひともなお店。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・以下夜のレビウ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼がとてもよかったので夜にも伺う事にした。
ビール1本と串かつ。
揚げ油の香りが心地よく、これだけでビール一本飲める。
串かつは二本で400円。 かなり大ぶりの豚肉と長ネギを揚げている。
長ネギの蒸され具合がたまらない。思わず何もかけずにかぶりつく。調味料など必要ない。
もう一本ビールを頼み、こりゃあおいしいとお土産に串かつを注文。
お土産に揚げてもらった串かつは、店主さんが“持ち帰ってもおいしく食べられるよう”と
わざわざ揚がった後、ウチワであおいで粗熱を取ってくれた。
この心意気。とても嬉しい。

そしてこの日のお勘定。 串かつ4本。ビール大瓶2本。これで2,000円。
この2,000円は積極的に払いたい。

再訪レビウ
ある方がつぶやいていた。
当店のかつ煮・鯛の酢〆・鯵の酢〆でビール一本・燗酒三合!! ウッキョ~ン!と。

うらやましくなり、悔しいのでその方がまだ召し上がったことのないものがよいだろうと伺う。
串かつ・エビフライ2本、そして大瓶ビール。
相変わらずきれいなコップにビールを注ぎ、しばし待つ。
まずは串かつ。長ねぎの蒸され具合が最高。
で、エビフライ。ラードを使った揚げ油なのに軽い仕上がり。
まずは何もつけずにがぶり。えびは銘柄えびとかではなさそうだけど、中をきちんと半生に仕上げてる。
堅い衣をばりっとかむとぷりんとしたえび。
後はレモンを少々かけ、芥子をちょいとつけていただく。
ああ、幸せ。
この内容で、しっかりした千切りきゃべつもたっぷりつき、
座って飲むロックフィッシュハイボール二杯分でおつりが来る。

またまたなレビウ。
とあるレビウアさんが大倉でとんかつを食べている写真を送っていた。
ぐやじ~~~~。おれも食べるぅ~~~。とカツ丼。
すこしやわらかめに煮付け、たまねぎを具に卵で綴じる。

ちなみに私は吉野家の味噌汁を濃いと感じる人間なので、味はちょいと濃いなと感じた。
でもいいんだけどね。ふわふわ系のカツ丼。うまし。

んでもってまた訪問。
念願の鯵と鯛の酢じめ盛り合わせ。 580円。
〆具合まことよろしい。で燗酒。

ピーマン肉炒め。
塩具合・炒め具合最高。強火でいためてるわけじゃないのに。
しゃっきりとした野菜の具合。たまりません。

’11年8月。
夏休み前の訪問。
本日は壜ビール・小鯵からあげ・とりからあげ。

小鯵からあげ 9尾くらいか。頭はカリカリ。中はほっくり。
とりからあげ500円玉の3回りくらい大きなサイズが7個も。衣カリカリ・中ジンワリ。

これで1,500円ですよ。相変わらずすごい。

'12年1月再訪問あまりにも寒かったので熱燗一本とあんかけ風ゆどうふ。なるものをいただく。
うす味つけて葛でとろみを少しだけつけ、とうふ・肉厚のしいたけ・ほうれん草を土鍋でゴウゴウと煮る。
この二つで870円。ゆずコショウが添えられるが、つけなくても充分出汁の味が出ている。
寒い時期に、ぜひともな一品。

地元の名店ですね。


  • ロースかつ
  • 串かつ
  • エビフライ 一本300円~

もっと見る

5位

ヘルメスワインコーナー (池袋、東池袋 / バー、ビストロ、バル)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.6
    • | 雰囲気 4.6
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2012/10訪問 2012/10/13

ワインとは葡萄酒にアラズ

超老舗のバーなんですが、ここ。とんでもなくイイ! びっくりするくらいの価格と雰囲気。

雰囲気・価格のよい、バーというよりはラウンジ。価格が安いのにオトナな方しか飲んでいない。
たばこを吸う人が多いので紫煙が苦手な人は入らないほうがよいが、酒場なんて本来そんなもん。
がやがやしてるけどうるさくはない。そんな不思議なお店。
洋酒好きさん。いらっしゃい。
ではどうぞ。

 池袋駅西口界隈。昔から猥雑で、夏は少し饐えたニオイがして、ポン引きがやたらと多い。
そしてチェーンの大箱居酒屋とます久。ロサ会館。パセラ。そんなイメージだった。
その中に、私が気にしているバーラウンジがある。
学生時代、池袋に通い初めてだからもう15年以上か。おじさんのPOPな絵柄とラウンジと言う表現。
ちょっと怖くて、怪しいドア。なかなか魅力的だったのだ。
あまりにも怪しそうな雰囲気で今の今まで入れずじまい。

 と、回想はここまでにして。
場末のスナックみたいな扉を開けると、意外にもすぐにあるのは階下へ続く階段。
階段の途中から、入り口のドアからは想像できない光景が広がる。

ホテルのラウンジのような造り。
ポマードで髪をセットしたバーテンダー。動きがてきぱきとしている。白衣のコックさんがオープンキッチンでせっせと料理を作る。
長くてしっかりした木のカウンター。動きがが流麗なボーイさん。

 “ん。いい店だな。”第一印象で好きになった。
メニウをお借りする。“え?”目が点になる。アーリータイムズが200円なのだ。

“チャージとかめちゃくちゃ取る店なんじゃないか?”と心配になる。
こういったことに恥知らずな私はバーテンダーさんに聞くことに。すると・・・

『ご安心ください。当店はサービス料を10%いただきますが、カウンタフィーなどはありませんので』
と言うことで安心してのむ。

シングルで注文すると35ml注ぐ。と言うのがうれしい。(通常は30mlのお店が多い)
やたらとウヰスキーが安い。グレンリベットなんか500円。

そして疑問に思った点がある。“ワインコーナー”と銘打っている割には満員の店内、だれもワインを飲んでいない。
ほとんどがウヰスキー。そしてカクテルを飲んでいる。ウヰスキー200円からということもあるんだろうけど。

バーテンダーさんが教えてくれた。
昔は洋酒全般のことをワイン。と呼んでいたんです。当店は50年前からこの名前なんですよ。』と。

ちょっとの時間調整に伺ったお店なので二人でウヰスキー4杯のみ、レーズンバターを齧って会計。
なんと千円札二枚でつりが来た。

8月某日。
今日は残業をがっちりと。うちに帰る前にちょっといいもん食べていきたくなった。
サンボアのビフカツサンドもいいなあと思っていたけれど、
当店のステーキサンドも気になっていた。サンボアは前に食べたし、ここはひとつ当店へ。
池袋に着き、最寄り駅までの特急券を手配。出発まで45分。一本勝負だ。

お店に入り、止まり木へと羽を休める。すかさず野菜ステイックとステーキサンドを注文。
のども渇いていたのでアーリータイムズをハイボールで。

野菜スティック
きゅうり・にんじん・セロリ・谷中生姜。
ゴマ味噌でいただく。こちらの名物にして野菜スティック発祥だそうな。

ステーキサンド
薄切りのひれステーキをトーストにはさんでいく。
これがまあ、トーストされた薄切りのパンに調和すること!
付け合せのピクルスの酸味も程よい。

追加でちょいと贅沢したくなり、ロイヤルサルート21年をロックで。
会計すると、この内容で4,000円切るんですな。
たぶんロイヤルサルートをほかのサケに変えたら3,000円切ったと思う。
なんとまあ、雰囲気も味もよいのに。
いい意味で期待を裏切ってくれるお店だ。

また、ある日はナポリタンを。ハム・えび・マシュルーム・玉ねぎ・ピーマンなどを
太麺にからめて。注文から20分くらいかかるけど、コレはナポリタン好きにはたまらない。

2011年11月現在 再訪なんども。
最近は行くと知り合いの方に偶然お会いすることが増えた。
この店はなぜだか暗い酒場なのに、みな笑顔だ。店員も、客も。
うまくて、笑顔になれて、雰囲気がよく、勘定手ごろ。
安心して皆様に紹介できる、名店。

2012年10月。久しぶりに。
飲んで帰ろうとするとおしゃれなチョコが目に入る。
山崎蒸留所・白州蒸留所で買えるお土産と同じもの。これ。
中は普通のモロゾフチョコなんだけど、絵柄がかわゆい。
罪滅ぼしのお土産に、おひとつどうぞ。

  • ステーキサンド
  • ナポリタン
  • 季節はザクロなんだそうですよ

もっと見る

6位

助六 (東松山 / 海鮮、日本料理、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2015/04訪問 2015/04/18

オールマイティーユース

ちょっといいおもてなしをしたい場合、東武東上線沿線ではおそらく
魚料理最強なのでは?とおもいます。
一階は禁煙です
一階の待ち合わせスペースに喫煙室が出来上がったので、飲食するときは
こちらでたばこを吸ってくださいとのことです。
わたしは喫煙者ですが、コレは大英断かなと。おいしい魚料理をケムリ気にせず食べられ
喫煙者も変な気を遣うことがなくなりますから。
ではどうぞ。

ここでおいしく食べるコツ
①自分の好みはこれでと話し、今日はなにが旨いのか聞く。
②一人あて一万円持って行く。
おそらくそんな行かないけどそれだけあれば好き放題食べて飲める。
③二人までの来店ならカウンターがおすすめ。
ですよ

わたしの地元ですが、おいしいもの好きな人のデイリーユースと
お祝いや接待に使う小部屋。宴会部屋の3つからなります。

宴会のときであっても人がそろってから調理を開始し始めるので
宴会にありがちな冷め冷めの揚げ物や、汗をかいたお刺身などはありません。

こんな海から遠いところでこういうもの喰えるんだ。と感じます。
(わたしは築地で食べるよりこちらのほうが好き)

なるべく予約をしていくのがよいでしょう。

毎日メニューは素材の仕入れの関係から変わります。
自分の好きな料理を伝えたうえでオススメを聞くと失敗がありません。

定番料理のオススメは
加茂なすの揚げびたし(揚げた加茂なすに、かにあんをかけています)
魚料理が多いので箸休めによい一品。

白魚のから揚げ
大きな揚げ鍋に撒くようにして白魚を揚げるせいか
一匹一匹が独立し、さっくさくの歯ざわり。
老若男女誰でも好きかもこのお味。ビールに合わせてざくざくと。

煮魚。日と種類によって800〜3,000円くらい
金目とかその他ありますが、銚子や熱海に行く旅費を考えたらこちらのほうが良い。
みりんがいいのかテリツヤよく、最後の煮汁と骨にお湯かけてお吸い物にして飲むのもいいです。
四つわりのゴボウを香り付けに一緒に煮てあり、こちらの歯ざわりも面白い。

酒の燗付けは温度管理をきちんとしていますのでどんな形にするかを
伝えればそのとおりつけてくれます。
神亀・黒龍あり。

チェーン店二回分の飲み代があれば行けます。
一回ぐっと我慢して、一度いらしてみては?

再訪多数のため、ちょっと情報削除。

’11年4月。再度訪問。
さすが東松山の誇りともいえるお店。
なんと計画停電真っ最中も、板前さんはヘッドライトを付け調理をし、席にはカンテラをつけ営業していたと・・・
そして、そんななかでも普通にお客様がいらっしゃる。
ピンチのときこそ、この店の凄みがわかります。もう意地ですね。
われわれは負けません。

'11年12月。
友人と二名で。
こちら、12月と1月は忘年会・新年会で相当いそがしい。
この月に予約するなら18:00より前の時間がオススメ。
あとは予約なしで行くなら三名までで。もしくは二月・六月・八月は意外と入りやすい。
ちょうどお店の方と話をする機会があり、“それなら17時ならまだ空いていますよ”といわれたので伺う。

お通し イカの塩辛とゲソと野菜のぬた。  ⇒相変わらずコレだけで酒が二本は飲める。
お刺身 赤身・平目こぶ締め・しめ鯖・いか。⇒ここのマグロは味優先!変に大間とかこだわらない。
この日はアイルランドのマグロ(と、聞いた気がする)
賀茂なす                      ⇒野菜メニウでの安定感!やはりいい。
金目鯛かぶと煮                 ⇒身の煮つけなんかよりコチラのほうが私は好き。私の定番。
で、かぶと煮の煮汁は、最後にお吸い物にして、残さず頂く。

コレにビール二本・お銚子(明鏡止水)を七本ほど空けて、14千円で二人、おつり来る。
うれしいねえ。

’12年2月。
きんめだいかぶと煮・てづくりさつま揚げ・生ビール・燗酒二本 おとおし2品つき。
こちらで4,500円。あぁ、満足。写真追加。


  • あなご天
  • からすみ(半人前)
  • 毎度かわる サケが二本飲めちゃうおとおし

もっと見る

7位

Kassi's Bar 新橋店 (新橋、内幸町、汐留 / ワインバー、バー)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 3.8
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥2,000~¥2,999 -

2011/10訪問 2011/10/08

スナック風だが、いい隠れ家。

マイレビュアーである、エノキングさんのレビウを見て、“8huitに似ている”
というので雰囲気を感じに行って来ました。

酔っ払って2次会などに行くのなら、初手でビール2杯くらいまでで切り上げて向かったほうがいい。
階段急だし、トイレは店の外だし。だけどそれを超えるワインのうまさと安さ、ツマミのピンポイントさ加減。

できれば多くても3名までで伺いたいお店。ではどうぞ。


10月某日。会議。という名の飲み会に大遅刻した。2時間ほど。
・・・ちなみに会場は大露路である。幹事は私。
猛烈な大ブーイングをくらいながら、しれっとした顔でビールを二本あけ、ハムメンチとあじ酢をかじる。

もう2時間半も飲んでいたチームのリーダーが、
オレ、ジャズ聴きたい!ジャズバーつれてけ御徒町!とおっしゃる。

後輩が、
おれ、焼酎のみたいです。イモとか麦とか。と。

今月より正式配属になった後輩が、
あたし、ワインのみたいんですぅ。という。

ったくどいつもこいつも・・・言いたい放題だなあ。

はい。決定。ワインにしましょ。
だってそう言ったの女性だもんね。と、いうわけで行きたかったこの店に電話。
烏森神社の近くだから、大露路からも徒歩3分。

細いビルの二階。超急な階段。酔っ払ったわれわれはつんのめりそうになりながら上がる。
くだりがとても大変そうである。

スナックを居抜きで入ったような内装、黒に統一されている。
カジュアルないでたちの男性とベストに蝶ネクタイの女性店員さん。
カウンタ8席・ボックス席5席程度。 今回は4人でうかがったのでボックス席に。

ワインリストをもらう・・・だがよくわからん。
泡からはじめようということで、ボトルを一本もらおうとすると男性店員さん。
“今日はクアトロ・ブリュットが4,000円でお得ですよ”と。安い。頂く。
ツマミはどうしようと黒板をみて

「手づくり鶏レバーペースト(バゲット付)」(580円)と「大根と牛スジの赤ワイン煮」(580円)
牡蠣の燻製。バゲットお替り。を注文する。

泡がなくなりそうな所で、シラーズで4,000円以内で濃い~の。とヘンテコな注文をすると
店員さんが二人とも“ぴん!”と来たらしく、奥の棚からオーストラリアの名無しのシラーズを出していただいた。
本当にラベルなし。後ろにブドウ品種やメーカ名のラベルはあるものの、銘柄失念。
ボトルで3,000円。スクリューキャップの壜なんで“えっ?”と思うものの、なるほどスパイシーで重くてうまい。

4人とも気に入っていたのはレバーペースト。こっくりとしていて、スパイスもちょいときいてうまい。
私が一番だと思ったのが、大根と牛スジの赤ワイン煮。大根が牛スジのうまさを吸い込み、
大根のさわやかさを組み合わせて“じゅっ”とツユをだしている。こりゃあいい。

で、この内容で8,840円。4名でワイン二本あけてこの価格。すごいよなあ。
グラスも大ぶりのを出していただいたり、楽しくてしょうがない。
ただ、お店がこじんまりしているので、声のデカい4名組のわれわれでは回りに迷惑をかけた気がする。

3名までで、ワイン好きな方。がぶっと飲みたいかたにオススメできるお店。いいとこだ。
エノキングさん、ありがとう。

もっと見る

8位

莫莫 大久保本店 (大久保、新大久保、西武新宿 / 串揚げ、居酒屋)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 3.8
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 4.2
    • | 酒・ドリンク 3.8 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2011/07訪問 2011/07/23

アゲアゲのうたげ

揚げ物好きはぜひとも!たまらんばい! この店貸切にして宴会したい!ではどうぞ!

揚げ物。と聞くと興奮するタチである。
てんぷら<フリッター<素揚げ<フライのじゅんで大好き。

実は昨年から気になっていた。
“背黒いわしが文字通り、とろけるンである!”と豪語した。
敬愛すべきデストラーデ大先輩から教えていただいたからだ。ずっと行きたいなあと思っていた。
念願かなって、4名で訪問。

生ビールがうまい。酎ハイグラスにクリーム泡をのせたよく冷えたスーパードライ。
最も好きなやり方でビールを注いでもらい、気分はさらにアガる。
マッコリもある。微発泡のソウルマッコリ。地元では昔から飲んでいたが懐かしくて涙が出そう。

お通しや箸休めは揚げ物の店だけあって極力さっぱりと。
オニオンスライス・九条ねぎ(てんかす添え、激ウマ)春菊のサラダなど。

串揚げはお任せで20本出てくるのだが、都合25本は食べた気がする。
揚げあがりが恐ろしく軽く、何本でも永遠にいけそうなうまい串揚げ。

串揚げは種類によりソースをつけて食べるものとあらかじめ味付け済みでなにもつけずに
いただくものとある。
絶品は、やはり背黒いわし。口に入れて“しゃおっ”と奏でる超細挽きパン粉の衣。
とろける。目じりがさがる。
“うめえなあ・・・”思わずうなる。

トマトチーズは小龍包のように、ミニトマトの実が“ぶしゅっ”と熱い汁を滴らせる。
すごい店だ。

大久保初上陸でこんないい店を教えていただけるとは。
これは揚げ物好きとして、皆さんにお伝えしたいお店。

もっと見る

9位

バルバ ドゥエ (森林公園 / イタリアン、洋食、ダイニングバー)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス -
    • | 雰囲気 3.4
    • | CP 4.6
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2015/05訪問 2015/09/26

ここにもあったよ隠れ家が。

 この位置はなかなか地元民でも把握しづらくタウンページにも未掲載。なので今のうちに書いておきます。
サービスが評価控えるとなっているのは、基本お店の方おひとりで切り盛りしているためです。
サービスが悪いという意味ではありませんのであしからず。 ではどうぞ。

やはりここは事前予約がお勧め。ひとり切り盛りが多いし。
お酒が美味しくて安いので、代行なりタクシーなり考えておくと吉。

再訪。メニュー載せてみました。結構内容は変わりますが価格帯の参考に。
15年9月、友人と。ここ、うまいもの屋。として三名程度で伺うのが楽しい。
ワインとデザート取るなら飲んで食べて5000円見ておけば
たいてい何とかなる。
写真さらに追加

もうローストとかアクアパッツァなんて最高である。
時間はかかるんだからその間は友人と飲んで話しておくのだ。
恋人同士ならキャッキャと話しながらなんつーのもいい。
15分で飯がこない店なんて最低!とかいう人はいかない方がいい。
そういうこと言うならば寿司屋でもファミレスでも選択肢はある。

このお店、初見でくる人って、冗談抜きで私のレビウ見てからくるというのが多いと考える。
一人で切り盛りしてる。って書いてるんだから。
先客がいればたとえ満員でなくても時間かかるのは当たり前。
そこはさ、大人なんだからわかろうよ。おいしいものにありつくことできるんだし。

 わたしがしょっちゅう通うバーがある。ここやここに
通ってくる人は飲食関係の人が実に多く“お店がはねてから飲みに来る場所”なのだ。
そこで当店のうわさを聞きつけた。

“東松山工業団地内に謎のイタリアンがある”と。
埼玉県東松山市はいわゆる“やきとり”の街であり、
外食というとみな居酒屋を想像してしまう街。
イタリアンといってもスパゲティ・グラタンメインの洋食屋さんが幅を利かせている街。
そんな中イタリアンで敢えて勝負。
しかも工業団地という電車でのアクセスが厳しいところでお店を開いているという。
こりゃあ行かねばならぬ。しかし住所が分からん。どうしよう・・・・・

 と、うんうん悩んでいたところ、友人が“いまここで飲んでいるから来い”と言う。
東武東上線森林公園駅からタクシーに乗り、住所を頼りに店につく。

カウンター8席程度と“小上がり”で20席ほどの座敷。
ん?と思ったが知人はワイン片手に出来上がっている。

さてメニューを。
後で店主さんに聞いて分かったのだが、しばらくは仕入れの関係上、
黒板メニュー(日替わり)でやらせてくださいとの事。
大体の目安を聞いておいたのでこちらを載せます。

前菜
300円~800円ほど

スパゲティ
900円前後

メイン 魚・肉
1000円前後

生ビール 530円  ワイン グラス480円・ボトル1,900円前後から
純米酒 七田 700円 リモンチェッロ ?円 ソフトドリンク 300円

この日は知人がご馳走してくれた事もあるのだが、
一人で食べるものを選んで価格を積み上げると大体使った金額になる。

本日頂いたお料理
牛肩ロースソテー マスタードソース。
濃厚な牛脂こっくりの味を、ピッ!とした粒マスタードたっぷりのソースで絡め取る。
付け合せは埼玉県比企郡の地野菜(ルッコラ・トマトなど)
野菜のきちんとした苦味、トマトの酸味がきちんとある。お肉は約200g程度か。うまい。
これで1,000円なら安い。

ここはもう少し通ってさまざまな事を引き出したくなる。そんなお店かも知れない。
もうちょい通っていろいろと発見したい。そんなお店でした。

’10年12月。
店主さんの許可を頂き写真をもらいました。アップします。

’11年1月。
3名でビール6杯。ワイン3本。スパークリング一本。
リモンチェッロ3杯。

ローストビーフサラダ・ブイヤベース・ニンニクブロッコリ・フォアグラ・スパゲティ・マテ貝・
デザート・その他もろもろ・・・
いろいろ食べて総額で21k。激安。

’11年4月。
3名でワイン2本。スパークリング1本。リモンチェッロ、グラッパ、ハイボール一杯ずつ。
メインは鴨のロースト・前菜やピッツァ、ブイヤベース、サラダなどなど。
たっぷり食べ、パンももらい3人で15,000円行かない。すごいよう。

  • 外観
  • 看板
  • (説明なし)

もっと見る

10位

かつ利 (志木 / とんかつ)

1回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.2
    • | 雰囲気 3.8
    • | CP 3.8
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    ¥1,000~¥1,999 -

2011/01訪問 2011/01/09

やさしさに包まれたなら

いい店です。とんかつ好きにはたまりません。
味がいいのはもちろん、お店の方のつかず離れず、ぶっきらぼうのようでいて丁寧な接客。たまりません。
ふうわりとしたやさしさに包まれて、おいしいロースかつをいただける。そんなお店です。
ではどうぞ。

休日、買い物しようと東武東上線に乗っていたら、
本来行くはずだった川越をすぎ、志木ヘ来てしまった。
ま、どちらでもかまわないので志木で買い物を済ませ、銭湯へ行く。

風呂上がり、ビールを飲もうと思い立ち、ふとこの店が浮かんだ。
敬愛する二人のレビュアー様おすすめの当店だ。

夕方五時過ぎ、がらりと引き戸を開ける。
もうこの時点でこのお店の評価は決まった。いい店に決まっている。

ニスも塗らない白木のカウンターがしみひとつなく清らかにたたずんでいる。
店のおじさんとおばさんが莞爾としてたたずんでいる。
みた事もないへんてこな客に対し、何も気にする事もなく、“ハイコレ”と指をさす店のおじさん。
迷うことなく『ロースカツ!あ。定食じゃなく単品。あとビールください』とこたえるわたし。

白い割烹着を着たおばあさんがすかさず“ビールはアサヒとキリンがあるのよ。”と
キリン好きなわたし。『キリンでお願いします。』

おじさんがかつを下ごしらえしている間に、ビール来る。
このグラスがまたいい。
普通のビアタンなんだが、中の洗浄具合がよくビールを注いで中に変な泡など出来ない。
嬉しくなってぐいっと飲むとおばあさんがひょこひょこやってきて。
“良かったらこれ食べてね”ときうりと大根のお新香をくれる。

その間にかつはじうじうと揚がっていく。熱い油の後は低温油へ。
ほどなく来たそれは、ブロック状のロースを揚げており。
肌理の細やかで薄手の衣をまとい、脂や筋を丁寧に処理したかつがやってくる。

大ぶりのかつを6分割に。
はじっこを何もつけずにがぶり。
脂の甘みはあるがいささかもしつこくなく。噛み締めるたび豚肉の甘みがひたすらにやってくる。
つぎの一切れからは添えつけのからしを塗り塗り、塩やソース、醤油などはつけずに食べ進む。
途中でキャベツをわしわしと食べていたわたしを見ておじさんが“キャベツ足そうか?”と心配してくれる。

あぐあぐわしわし。とんかつを食べるのにこの表現でよいのか?とてもよい肉の塊を口に含む。
ビールを頼んでいる事すら忘れ、ロースの旨み、甘みに溺れていくワタシ。

気がついたときには皿はからっぽ。
あわてて残ったお新香とビールをあける。

この内容で1,830円。
陶然となる30分。2,000円で味わえるそれ以上のやさしさ。

もっと見る

ページの先頭へ